2004年にマークⅡの名称から『マークX』と変更され、マークⅡの後継車として新たに登場しました。
これまでにマイナーチェンジを何度も重ね、現行のマークXはスタイリッシュなミドルサイズのセダンとして幅広い層に人気です。
さらに、2016年にマイナーチェンジされてからは、すべてのグレードに衝突回避支援パッケージを追加するなど、安全面も強化されました。
また、これまで通りの落ち着いた内装からスポーティなものまで用意されています。
では、新しくなったマークXの内装や収納について詳しく見ていきましょう。
マークXの内装の質感は?
マークXの内装色
マークXの内装色は「ブラック」を基調としたものになっていますが、グレードごとにそれぞれ使用されている内装色が異なるので、一つずつ見ていくことにしましょう。
○ 350RDS/250RDS
マークX:toyota.jp
350RDS/250RDSには、「ブラック×レッド」「ブラック×ホワイト」のツートンカラーが用意されています。
「ブラック×レッド」のレッドは、エンジに近い色となっています。
シートやドアトリム部分にレッドが施されていますが、部分的に使用されているため、あまり派手に感じません。
また、ブラックとの相性も良く、スポーティな内装が好みの方にオススメです。
「ブラック×ホワイト」に関しては、ホワイトというよりかは、ライトグレーに近い色となっています。
一般的にホワイトカラーの内装がある車種より、落ち着いた印象を受けます。
ホワイトの主張が強くないので、大人のスポーツセダンといったイメージです。
画像のようにインパネ部分やステアリングに施されているシルバーとの相性も抜群ですね。
○ 250S/250S Four
250S/250S Fourには、「ブラック」のみの設定となっています。
車内全体がブラックになっているので、引き締まった印象ですね。
また、ルーフやピラー部分はグレーとなっているので圧迫感がなく、車内のほとんどがブラックでも暑苦しさ感じません。
また、350RDS/250RDS/250S/250S Fourには、本革シートをメーカーオプションで選択することができます。
この場合、内装色もブラックとなります。
○ 250G/F パッケージ/G Four/G Four Fパッケージ
これらのグレードには、「ブラック」と「フラクセン」が用意されています。
「ブラック」に関しては、上記で紹介した250S/250S Fourでの内装色と同じです。
250G/F パッケージ/G Four/G Four Fパッケージのみに設定がある「フラクセン」は、ベージュに近いカラーとなっており、明るい印象の中に落ち着いた雰囲気も兼ね備えているので、どの年代の方にもマッチするカラーとなっています。
また、フラクセン以外の内装色では、ルーフにグレーが採用されていましたが、フラクセンの場合はルーフにもフラクセンが採用され、車内の統一感があります。
明るい車内なので、ブラックの内装色よりも開放的ですね。
マークXのシート表皮・デザイン
マークXのシート表皮もグレードによってそれぞれ違いがあります。
○ 350RDS/250RDS
このグレードは、アルカンターラと合成皮革のコンビネーションシートとなっています。
「ブラック×レッド」は画像のように、座面サイドとサイドサポート部分、シートバックにレッドが施され、さらにステッチもレッドで統一されています。
また、シート中央部分に採用されているアルカンターラは手触りがよく、まるで高級ソファーのような感触です。
さらにパーフォレーション加工が施され、通気性が確保されているので夏でも蒸れずに快適に過ごすことができます。
「ブラック×ホワイト」は、シートバックとシートサイドのみにホワイトが使用されています。
内装色でも紹介しましたが、ブラック×レッドのシートと比べて、ホワイトが施されている部分が少ないので、派手に感じず落ち着いた内装に仕上がっています。
さらに、350RDS/250RDSではメーカーオプションで本革シートへ変更することができます。
シートにはホワイトステッチが施され、黒本革に白いステッチがほど良いアクセントとなって、本革シートならではの高級感があります。
○ 250S/250S Four
250S/250S Fourには、ファブリック素材が使用されています。
ライトグレーのステッチが使用され、350RDS/250RDSと比べると非常に落ち着いた印象があります。
スポーツタイプのファブリック素材が使用されているので、手触りがよく滑りにくいシートとなっています。
こちらのグレードにも350RDS/250RDSと同様にメーカーオプションで本革シートを選択することができます。
○ 250G/F パッケージ/G Four/G Four Fパッケージ
最後に、250G/F パッケージ/G Four/G Four Fパッケージにもファグリック素材のシートが使用されています。
上記で紹介した250S/250S Fourとファブリック部分の柄が若干大きめで、見た目も触り心地もソフトな印象です。
スポーツタイプのファブリックシートは、シート表面が滑らかな手触りに感じました。
この部分は好みによりますので、実際に触れてみることをオススメします。
マークXのインパネ
○ インテリアパネル
ドア部分のスイッチパネルやインパネ下のセンターロアボックスなどに施されているパネルカラーがグレードによって異なります。
350RDS/250RDSには、ブロックデコというパネルが使用されています。
パネルは画像のようにウロコ状の柄となっており、光沢があるため高級感を感じるものとなっています。
250S/250S Fourには、ジオメトリックが使用されています。
ジオメトリックは縦に入った柄が特徴的です。
光沢のあるパネルですが、内装のブラックとの相性が良く、車内の統一感が感じられます。
最後に250G/F パッケージ/G Four/G Four Fパッケージには、クロッチウッドが使用されています。
クロッチウッドは上記2つのパネルとは違い、ウッド調のパネルとなっています。
ブラックの内装色とはもちろんですが、パネルがブラウンなのでフラクセンとの相性もバッチリです。
○ ドアトリム表皮
350RDS/250RDS/250S/250S Fourのドアトリム部分には、ソフトレザーが使用されています。
手触りがよく、クッション性もあるので質感が非常に高いですね。
250G/F パッケージ/G Four/G Four Fパッケージのドアトリムには、ファブリックが採用されています。
グレードによってドアトリム部分の素材が違うので、それぞれで車内の質感や雰囲気が変わります。
○ ステアリング
250G Four Fパッケージ以外のグレードには、本革巻き仕様のステアリングが採用されています。
マークXのステアリングは、やや細い設計になっており、握った時の感触もいいです。
本革巻き特有の手馴染みの良さもあり、ステアリングをストレスなく回すことができます。
多少の手汗をかいていても滑ることなく、安定した走行が可能です。
250G Four Fパッケージにはウレタン素材のステアリングになっています。
○ ペダル
350RDS/250RDS/250S/250S Fourのペダルにはアルミペダルが採用されています。
滑り止めのゴムも付いているので、滑ることもありません。
アルミペダルに入ったスリットによって、靴底との滑りを抑制して、正確なペダル操作が出来ます。
さらに見た目的にも、よりスポーティ印象となり、スポーツタイプのグレードの内装とマッチしていますね。
250G/F パッケージ/G Four/G Four Fパッケージには、表面がゴムのノーマルタイプのペダルが装備されています。
マークXの収納・荷室の使い勝手は?
運転席周りの収納
○ アームレスト付きセンターコンソールボックス
マークXのコンソールボックスは特徴的な作りになっています。
アームレスト部分を後方にスライドするだけで、ボックス内の小物の出し入れをすることができます。
フタを大きく開ける必要がないので、簡単にボックス内の小物を取り出せます。
また、ボックス内には浅いトレーが付いており、収納するものによって使い分けができます。
ボックスは深さがあるので使い勝手がいいですが、ボックスを全開にするためには、一度スライドさせてから開けなくてはならないので、やや手間に感じます。
○ センターロアボックス
シフトノブの前方に収納があります。エアコン操作パネルのすぐ下にフタ付きの小物スペースがあります。
また、シフトノブの前方にも収納スペースがあり、様々な用途に使用できます。
収納量としてはスマホやガムなどをさっと入れるにはちょうどいいですが、小物の出し入れの際にシフトノブが干渉してしまうので少し不便に感じてしまいます。
○ サイドロアボックス
運転席の右下に小銭やカード類を収納することができる小さなボックスが装備されています。
車外からは見えない位置にあるので、個人情報が書いてある会員証などを収納するには便利です。
○ センターカップホルダー
シフトノブの左側にフタ付きのカップホルダーが2つ付いています。
フタが付いているためカップホルダーがむき出しになっていないので、使用していない時のインテリア全体のまとまりが感じられます。
○ オーバーヘッドコンソール
マップランプ部分にオーバーヘッドコンソールが装備されています。
サングラスやメガネを収納できるようになっているため、置き場所に困ることがありません。
また、運転席から手が届きやすい位置にあるので、使用したい時にすぐ取り出せるのがいいですね。
○ ドアサイドポケット
ドアサイドにペットボトルホルダーと収納スペースがあります。
収納スペースは、長く取られており深さもあるため窓拭き用のタオルなども楽々収納できます。
助手席周りの収納
○ グローブボックス
助手席の前方に定番のグローブボックスがあります。
車検証の他に緊急脱出用のハンマーなども収納できるほどのスペースがあるので、使い勝手もいいですね。
○ ドアサイドポケット
運転席側と同様にドアサイドポケットが装備されています。
後部座席の収納
○ シートバックポケット
運転席と助手席のシートバックに雑誌や地図を収納できるポケットが装備されています。
あまりマチはなく、厚みのあるものは収納することができません。
○ センターシートアームレスト
後部座席のセンターシート部分を倒すことによって、カップホルダー付きのアームレストとして使用することができます。
カップホルダー部分にはフタが付いているため、スタイリッシュな車内の雰囲気を保ってるのが好印象ですね。
○ ドアサイドポケット
リアサイドドアにもポケットが装備されていますが、収納スペースはあまり大きくなく、ペットボトルを置いてしまうと他にスペースがなくなるのが残念ですね。
センターシートアームレストの収納スペースをうまく利用する必要があります。
マークXの荷室のサイズは?どれぐらい積める?
マークXの荷室は479Lとなっており、ゴルフバッグを4個ほど積むことができます。
ゴルフバッグを真横にして積むことができるので、横幅も十分確保されています。
しかし、荷室の奥へと行くとタイヤハウスの張り出しがあるため、手前部分と比べてしまうとやや狭く感じます。
ですが、この形状はセダン特有の形なので仕方ないかもしれませんね。
画像のように後部座席を倒すことによってさらに奥行きを確保することができます。
後部座席は6:4分割可倒式になってるので、片側を倒し人と荷物を同時に乗せることもできますし、両側のシートを倒して、より多くの荷物を収納することも可能です。
この場合でもタイヤハウスの張り出しが邪魔をし、少し歪な形になってしまうことが残念ですね。
さらに、マークXには床下収納があります。
パンク修理キットが装備されているので、そこまで多くの物を収納できませんが、小物程度であれば十分収めることができます。
荷室には、これらの他に収納スペースがないため、大きな荷物を置くには便利ですが、小物を多く積んでしまうと走行中にぐちゃぐちゃになってしまいそうですね。
ボックスなどを利用し整理する必要がありそうですね。
マークXの内装まとめ
セダンタイプの車種は、年齢層の高い方向けのイメージがありますが、マークXは幅広い層に人気です。
やはり、350RDS/250RDグレードのようにスポーツタイプのセダンを楽しめるのが人気の理由ですね。
内装にもこだわりが感じられ、前モデルよりも質感はアップしています。しかし収納に関して、セダンなので仕方ないですが、やや少ない印象を受けます。
それを差し引いても、高い質感のマークXの内装は、満足できる仕上がりとなっています。
マークXを安く買うコツとは?
もし下取り車があるなら、ディーラーに査定してもらう前に、事前に愛車の価格を把握しておく事をお勧めします。
事前に下取り車の価格が分かっていれば、ディーラーの査定金額が高いか安いかの判断が出来ます。
愛車の価値を知らないと数十万円も損することも・・・
まずはかんたん車査定ガイドの無料一括査定サービスを利用してみましょう。ディーラー下取りと比べて40万円高く売れた実例があります!
最後にもうひと工夫する事で下取り車の金額がさらにアップする!
最後にユーカーパックのオークションを利用する事で、下取り車がさらに高値で売れるかもしれません。
一回だけユーカーパックの査定を受ければ、個人情報が伝わる事なく最大5000社の買取店から入札を受けられます。
ユーカーパックの担当者と最低落札価格を決めるのですが、これまでのディーラーや買取店で出ている最高額を設定しましょう。
5000社もの買取店が入札するので、さらに高値での落札が期待できます。
落札に至らなくても、ユーカーパックの担当者が入札した業者と金額アップの交渉をしてくれます。
1度の査定(提携ガソリンスタンドか出張査定を選べる)だけで、あとはユーカーパックにお任せなので、非常に楽です。
ここまで出来れば、あなたの下取り車は相場のほぼ限界値で売れる事になるので、お得感はかなり強くなります。
マークXを安く買うには新車値引きも重要!
下取り車だけではなく、肝心の新車値引きをしてもらわないと、トータルでマークXを安く買えません。
当サイトのマークX値引き交渉マニュアルを見れば、多くの方が新車のマークXを限界値引きで買う事が出来ますよ!